コイル編み、ウィッカー、ラタン、シーグラス?かご素材の違いを解説

「ウィッカーバスケット」という言葉は編んだかご全般を指す総称としてよく使われますが、実際にはまったく異なるいくつもの工芸を含んでいます。違いを知っておけば商品を正確に説明でき、お客様にとっても検索エンジンにとってもプラスになります。
ウィッカーは素材ではなく技法
厳密に言えば、ウィッカー(籐・柳などの編み細工)は編み方の技法を指します。柳、ラタン(籐)の茎、葦などのしなやかな枝を、硬い縦骨の枠に互い違いに編み込んでいくものです。昔ながらのウィッカーのピクニックバスケットや薪入れのかごは、この方法で作られています。丈夫で構造的に強い反面、編み目は比較的粗くなります。
ラタン
ラタン(籐)は東南アジア原産のつる性のヤシです。茎を割って編み用の籐材にしたり(ウィッカー)、そのまま家具のフレームに使ったりします。硬くて光沢があり、椅子や形のしっかりしたかごに最適ですが、細かな幾何学模様にはあまり向きません。
シーグラスとウォーターヒヤシンス
シーグラスやウォーターヒヤシンスは、ロープ状にねじってから、多くの場合ワイヤーの枠に沿って編まれます。ナチュラルなグリーンやブラウンの、ざっくりとした柔らかな風合いの収納かごになりますが、模様の選択肢は限られます。
コイル編みのかご
コイル編みは、一般的な編み方とは仕組みが異なります。繊維の束(当社の場合は草)を綴じ用の帯(ナツメヤシの葉)で巻き、中心から渦を描くように外へ広げながら、一つ前の周回に綴じつけていきます。枠はなく、かごそのものが形を支えます。
コイル編みには、壁飾りとして3つの大きな利点があります。
- 模様:ステッチがすべて表に見えるため、染めた帯で精密な幾何学模様を描けます。これはほとんどのウィッカーでは不可能です。
- 形:職人が各コイルの角度を調整できるため、深さわずか3cmのほぼ平らなプレートから、深さ9cmにもなるボウル形まで作れます。当社のクラシックウォールプレートは、その全範囲をカバーしています。
- 重さ:コイル編みの草はとても軽いため、40cmの作品でも小さな釘1本で掛けられます。
ヤシの葉とラフィアの違い
ヤシの葉の帯はラフィアと混同されることがあります。ラフィアは別のヤシ(ラフィアヤシ属)から採れる、より柔らかく紙のような質感の素材です。ナツメヤシの葉はそれより硬くわずかに光沢があり、コイル編みのかごにパリッとした表面を与え、壁に掛けても形を保ちやすくします。
比較早見表
| 草とヤシの葉のコイル編み | ウィッカー(柳/ラタン) | シーグラス | |
|---|---|---|---|
| 構造 | 渦巻き状に綴じる、枠なし | 縦骨に編み込む | ねじった束を枠に編む |
| 模様の細かさ | 高い:幾何学模様 | 低〜中 | 低い |
| 重さ | 非常に軽い | 中〜重い | 中程度 |
| 適した用途 | 壁飾り、トレイ、ディスプレイ | 収納、ふた付きバスケット、家具 | 収納、プランターカバー |
商品ページでのコイル編み壁掛けバスケットの表現方法
正確でわかりやすい言葉を使えば、お客様が商品を見つけやすくなり、何を買うのかも理解しやすくなります。たとえば「手編み コイル編み 壁掛けバスケット」「編みウォールプレート」「天然草とヤシの葉の壁掛けかご」「ボーホー ウォールバスケット」などがおすすめです。本当にそうである場合を除き、「ネイティブアメリカン」と呼んだり、部族名を付けたりするのは避けてください。その理由は米国輸入ガイドをご覧ください。